うろうろ

高校の時さ、テスト前日に4時ぐらいまで起きてて、全部終わったあとの、最寄駅からの帰り道は綺麗だったな、空が青くて視界が全体的にフィルターがかってたみたいだった。

キャンパスから駅までの帰り道、たまたま寝不足で久し振りに同じ現象が起きて、ちょっと寄り道したな。道端の草花すら綺麗に見えたな。

高校の話に戻るけど、塾に行くために京都駅に通っていた。京都駅はすごく大きな駅で、大阪とか東京も確かに大きいんだけど、外に出るために天井の高いだだっ広い空間を長いこと歩かないといけなかったのがなんか良かったなあ。建築家がヨーロッパの駅みたいなパブリックアートな空間にしたかったのか、よく分からない階段とか変な場所がたくさんあって、居心地が良かった。

受験が迫ってた時期なんかは、ラーメン小路(そういうのがある)とかで夜ご飯を済ませたあと、すぐに塾の自習室に向かう気になれなくて、かといって家に帰るのも気が引けて、無意味に階段を上り下りしたり、誰もいないおおざっぱな展望エリアをうろうろしたりしていた。何が言いたいかというと、自分は昔から徘徊するのがすきだったのかもしれない。